FLOW 製造の流れ

ご提案

高品質なモーター製造を支える当社の取り組み~ワニス含侵状況の確認~

モーターのステーターやコイルの製造工程において、絶縁信頼性を確保するためのワニス処理は特に重要です。

当社では、製造したモーターの内部までワニスが十分に浸透しているかを確認・評価するために、ウォータージェット加工でモーター断面を切断し、お客様から頂いたモーターのワニスの含侵状況を確認しました。

ワニス浸透度の確認にウォータージェット加工を用いる理由

モーター内部の切断において、従来のワイヤーカット加工では絶縁部に当たると切断できないという課題がありました 。しかし、ウォータージェット加工を採用することで、以下のようなメリットがあります。

①断面の熱変位を防止できる

非接触かつ水冷下での加工となるため、切断時の摩擦熱によるワニスの再溶融や変質が起こりません 。これにより、浸透したワニスの本来のありのままの状態を正確に観察できます。

②バリやむしれを抑制できる 

銅線や絶縁紙、鋼板などが混在する複雑な複合構造体であっても、材料を押しつぶすことなくシャープに切断可能です 。界面の剥離や隙間の誤認を防ぎ、精度の高い解析を実現します 。

③微細構造を維持できる

アモルファス合金のような脆性材料や、薄板の積層構造を崩さずに切断できるため、極小の隙間へのワニス充填率を厳密に評価することが可能です 。

浸透度確認の手順

下記の手順で浸透度の確認を行いました。

①サンプリング

ワニス硬化後のステーターやコイル試作体を準備します。

②切断面の決定

確認したいポイント(コイルエンド部、スロット内部の中央付近など)に合わせて切断ラインを決定します。

③切断

ウォータージェットにて、組織を破壊しない適切な速度で切断を行います。

④断面観察

切断面をマイクロスコープなどで拡大し、ボイドの有無や、深部までのワニス到達状況を視覚的・定量的に確認します。

実際の切断後の様子は下記の通りです。

図1. 切断後の様子

ワニスがしっかりと内部の隙間まで浸透していれば、切断後に断面の組織を動かそうとしても、ワニスが完全に浸透していれば動きません。今回は、切断後の断面からワニス含侵状況を確認しました。

モーター製造・組立なら逢鹿電工まで

今回は、ワニス浸透度をウォータージェットによる切断で確認した例をご紹介いたしました。当社のノウハウを活かし、モーター製造に関わる作業に関して、コスト削減や品質向上のためのご提案を行っております。その他にも、モーター巻き線・ステータ巻き線の製造だけでなく、モーター製造・組立まで一貫して対応していますので、お客様のニーズに合わせて、モーターの製造を行い、品質を担保した製品を納入することが可能です。ワニス処理を含めて、モーター製造を行っていますので、モーター製造に関することは、お気軽にご相談ください。

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