FLOW 製造の流れ
巻き方編【モーター巻線・ステータ巻線工程における巻き方のご紹介】
逢鹿電工では、モーター巻き線・ステータ巻き線からモーター製造まで一貫対応を行っています。今回はその中でモーター巻き線、ステータ巻き線の製造に使用される治工具についてご紹介します。是非最後までご覧ください。
モーター巻き線・ステータ巻き線 製造の流れ
まずはモーター巻き線・ステータ巻き線の製造の流れについてご紹介します。一般的に下記の工程を経て行われます。
①コイルの巻き線
②ステーターコアへの挿入・仮成形
③コイルの接続・その他仕上げ
④ワニス処理
モーター巻き線・ステータ巻き線の製造における巻き方
分布巻
分布巻は、導線が広い範囲にわたって巻かれているコイルの一形態です。
導線が複数のスロットや層にわたって配置されるため、集中巻コイルに比べてエディ電流や漏れインダクタンスの抑制に優れています。
これは、特に変圧器やモータなどの電気機器で使用され、コイル内の磁束を均等に分布させることを目的としています。
分布巻コイルの主な利点には以下のようなものがあります。
・磁束の均一分布
全体にわたって均一に磁束を分布させることで、効率的なエネルギー変換が可能です。
・エディ電流の低減
コイル内のエディ電流を低減し、損失を最小限に抑えることができます。
・漏れインダクタンスの抑制
磁束の漏れを防ぎ、装置の性能を向上させます。
また分巻きはさらに同心巻き・重ね巻きの2種類に大別できます。
同心巻きは複数のコイルを同心円状に配置し、各コイルの大きさを変えることで、磁界分布を正弦波に近づける巻き方です。
重ね巻きは4極以上のモーターに用いられる巻き方で、複数のコイルをスロットに重ねて配置します。
当社では、同心巻きは機械化が可能で、重ね巻きは熟練作業者による手作業となります。
集中巻
集中巻は、電磁誘導を利用する装置であるコイルの一形態です。
コイルの導線を非常に密に巻きつけることで、磁束密度を高くし、効率的な電磁誘導を実現します。この巻き方により、コイルのインダクタンスや抵抗などの特性が特定の用途に最適化されます。
主にトランスやインダクターなどの電気機器で使用され、高周波特性の改善やエネルギー効率の向上が求められる場合に効果的です。
モーター巻き線・ステータ巻き線の製造なら、逢鹿電工まで
逢鹿電工では、モーター巻き線・ステータ巻き線の製造を一貫して対応しています。お客様のニーズに合わせて、モーターの製造を行い、品質を担保した製品を納入しています。モーター巻き線・ステータ巻き線の製造に関することなら、お気軽にご相談ください。