FLOW 製造の流れ

組立・リード配線編【モーターの製造・組立工程】

逢鹿電工では、モーター量産・ステータ巻線に加え、モーター製造・組立まで一貫対応を行っています。今回はその中でもモーターの組立・リード配線作業について、ご紹介します。是非最後までご覧ください。

モーター製造・組立の流れ

まずは、モーターの製造・組立の流れについてご紹介します。一般的に下記の工程を経て行われます。

①ブラケット・ハウジング・エンドブラケット、シャフトの機械加工・研磨・焼入れ

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②シャフトとロータ、ステータとブラケットの圧入

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③組立ておよびリード線の配線

④各種検査

⑤梱包・出荷

モーターの組立作業について

この工程は、ロータ、ステータといった主要部品を、ブラケットやハウジングといった外装部品に組み付けていく工程です。

①ロータの組み付け

シャフトにロータコアやマグネットが正確に固定されていることを確認し、ベアリングを介してブラケットにスムーズに回転するように組み付けます。この際、クリアランスの調整や、位置決めの精度が重要になります。

②ステータの組み付け

コイルが巻かれたステータコアを、ハウジングやブラケットの内側に固定します。ステータとロータ間の隙間は、モーターの効率に大きく影響するため、均一かつ適切な幅に調整されます。ただし、はめ込み前の機械加工の段階で、精度を出すことで、ステータとロータ間でスムーズにはめ込むことができます。

③その他部品の組み付け

用途に応じて、センサー、エンコーダー、冷却ファンなどの部品が組み付けられます。これらの部品は、モーターの機能拡張や制御に不可欠な役割を果たします。

リード線の配線について

リード線の配線作業は、モーター内部のコイルと外部の電源や制御回路を接続する工程です。

①リード線の選定と加工

モーターの仕様(電圧、電流など)に合わせて、適切な太さや材質のリード線を選定します。その後、必要な長さに切断され、端子を取り付けるなどの加工が施されます。

②コイル端子への接続

ステータコイルの端子とリード線を、圧着、半田付け、ネジ止めなどの方法で確実に接続します。接続不良は、モーターの性能低下や故障の原因となるため、高い信頼性が求められます。

③絶縁処理と保護

接続部やリード線は、絶縁チューブやテープなどで適切に絶縁処理され、振動や摩擦から保護されます。特に、高温や油分の影響を受ける環境で使用されるモーターにおいては、より厳重な保護対策が施されます。

④配線経路の整理

リード線は、モーター内部で適切に配置され、他の部品との干渉を防ぎます。配線経路が整理されていないと、振動による断線や、組み立て時の挟み込みなどのトラブルが発生する可能性があります。

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モーター製造・組立なら、逢鹿電工まで

逢鹿電工では、モーター巻き線・ステータ巻き線の製造だけでなく、モーター製造・組立を一貫して対応しています。お客様のニーズに合わせて、モーターの製造を行い、品質を担保した製品を納入しています。モーター製造に関することなら、お気軽にご相談ください。

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